こんにちは。弥生です。今回は、肌悩み別のコンシーラーカラーの選び方について紹介しております。それではどうぞ!
メンズメイクで肌悩みを隠すとき、多くの人が 「とりあえず肌色のコンシーラーを塗る」 という方法に頼ってしまいがちです。
しかし実は、より自然に、より少量で悩みを隠すためには “色の選び方” を理解しておくことが最重要ポイントです。
そこで今回は、
・色がどう見えるのか(色の見え方の基本)
・色の三属性(色相・明度・彩度)
・肌悩み別に正しい色の選び方
・使うべきアイテム(コンシーラー)
・実際の隠し方のコツ
まで、わかりやすく解説します。
色の見え方の基本
まず、そもそも 色はどうやって見えるのか? という基礎から説明します。
色が見える仕組みはとてもシンプルで、
「光源から出た光が物体に当たり、その一部が反射され、その反射光を目が受け取り、脳が“色”として認識する」
という流れで成立しています。
例えば、緑色のキャップが目に見えるのは、
光がキャップに当たったとき 緑の波長だけが反射され、他の色の光は吸収される ためです。
つまり、
物体の「色」=反射した光の色
なのです。
メイクで肌色を整えるときも同じ理屈が働きます。
肌の色(赤み・青み・くすみ)と、塗る色(コンシーラーの色)がどう重なるのか
──この理解があるかどうかで仕上がりの自然さは大きく変わります。
色の三属性(色相・明度・彩度)
色を正しく扱うためには、色の三属性(色相・明度・彩度) を理解しておくと便利です。
色相(Hue)
赤・青・緑・黄など 色みそのものの違い のこと。
今回最も重要なポイントであり、補色(反対の色)の考え方もこの色相に関係します。
明度(Value)
色の 明るさの度合い。
肌に馴染む色は「明度」が合っているかどうかが重要になります。
彩度(Chroma)
色の 鮮やかさ・くすみ具合。
彩度が高いと鮮やかで目立ち、低いと落ち着いた印象になります。
今回の記事では特に 「色相:補色の関係を使う」 という部分が最重要ポイントです。
補色を使うと肌悩みが隠れる理由
色相の中でも、肌悩みをカバーする上で絶対に知っておくべきなのが 補色の関係 です。
補色とは、
色相環で向かい合った関係の色同士 のこと。
例:
- 赤 ⇄ 緑
- 青 ⇄ オレンジ
- 紫 ⇄ 黄

補色を重ねると、
互いの色を中和して、目立たなくさせる 効果があります。
この仕組みをメイクに応用すると、
“肌悩みの色” と “補色のコンシーラー” を重ねることで、少量で自然に隠れる
というわけです。
つまり、
肌悩み=色の問題
→だから解決策も“色”で考えると簡単
ということ。
ここからは、悩み別に「どの色を使えばいいか」を丁寧に説明していきます。
肌悩み別:正しい色の選び方
赤み(ニキビ跡・頬の赤み)
赤みを隠す補色は グリーン系 です。
なぜなら、
赤の補色は緑 だから。
ニキビ跡や小鼻周りの赤みが気になる場合、
普通の肌色コンシーラーを厚塗りすると「隠した感」が強く不自然になります。
しかし、先に少量のグリーンを仕込むと、
赤みが中和され、
その上に肌色コンシーラーを薄くのせるだけで自然に仕上がります。
使うカラー:グリーン系コントロールカラー、グリーンコンシーラー
青クマ
青の補色は オレンジ。
青クマを肌色で無理に隠そうとすると、
青みが透けて グレーっぽく 見えてしまいます。
そこで、
オレンジ系で青みを中和 → 肌色のコンシーラーで整える
という流れが最も自然です。
使うカラー:オレンジ・サーモンピンク
特にメンズは血色が弱く見えやすいので、オレンジ系は必須と言えるほど重要です。
青ひげ
青ひげは 青〜灰色の領域 に入るため、
補色は オレンジ。
青クマと同じ原理なのですが、ひげの場合はより強い色味のため、
オレンジ+肌色のW使い が一番効果的です。
使うカラー:濃いめのオレンジ、オレンジ寄りコンシーラー
黄ぐすみ
黄ぐすみは、顔色がどんより見える原因の一つ。
補色は 紫(パープル・ラベンダー) です。
紫のコントロールカラーを少量使うと、
黄ばみが中和され、透明感が出ます。
使うカラー:ラベンダー系
どんなアイテムを使えばいい?
ここからは、実際に使うアイテムについて説明します。
結論から言うと、基本的には コンシーラーが一番使いやすい です。
理由は以下の通り:
- 色がハッキリしていて補色調整しやすい
- 薄く少量で仕上げられる
- 厚塗り感が出にくい
- ファンデ不要で仕上げられることも多い
また、液体・クリーム・スティックなど種類は色々ありますが、
悩みによって使い分けるとより自然になります。
色の重ね方:正しい順番
補色コンシーラーは、
必ず“肌色の前”に仕込む のが重要です。
例:青クマの場合
- オレンジコンシーラーを薄くのせる
- 肌色のコンシーラー or BBクリームを重ねる
- パウダーで軽く押さえる
たったこれだけでも仕上がりの自然さが段違いです。
仕上がりをよくするためのコツ
コンシーラーは“点置き”から
広く塗ると不自然になるため、
まずは点で置き、指 or スポンジでトントンと馴染ませる が基本です。
色は濃くしすぎない
補色は効果が強いので、
少量からスタートすること。
特にグリーンとオレンジは濃く出やすいので注意。
最後にパウダーで薄く固定
コンシーラーは油分が多めなので、
フェイスパウダーで軽く押さえると崩れにくくなる。
まとめ
今回は「肌悩み別、色の選び方」を 色相・補色の関係を中心に 解説しました。
✔ 色は“光の反射”で見える
✔ 色相・明度・彩度のうち、カバーに大切なのは 色相(補色)
✔ 赤み → グリーン
✔ 青クマ → オレンジ
✔ 青ひげ → 濃いオレンジ
✔ 黄ぐすみ → ラベンダー
✔ アイテムはコンシーラーが基本
✔ 補色 → 肌色 → パウダー の順番で自然に隠れる
色の理論さえ理解すれば、
“厚塗りせずに自然に悩みを隠す” ことが誰でもできるようになります!
今回の内容を理解して色を味方につけてください!



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