こんにちは。弥生です。
今回は、プチプラ界2大巨頭?のキャンメイクとセザンヌについてご紹介してまいります!
1. キャンメイク(CANMAKE)とはどんなブランド?
1-1. ブランド概要
キャンメイクは、株式会社井田ラボラトリーズが展開する日本のプチプラコスメブランド。
1985年に誕生し、長年にわたって「かわいい・手頃・高品質」をテーマに成長を続けてきました。
ブランド名「CANMAKE」の名前の由来は、「You Can Make It」。“あなたはきっと○○できる”という意味ですが、“なりたい自分になれますように”という願いを込めて名づけられました。
かわいさを追求する若い世代を中心に、「メイクを楽しむこと」を大切にしているのが特徴です。
1-2. ブランドコンセプト
キャンメイクのコンセプトは「かわいく・たのしく・リーズナブル」。
パッケージから商品名まで一貫して“ガーリーでポップ”な世界観を展開しています。
また、新作のリリーススピードが非常に早く、トレンドのメイクカラーや質感をいち早く取り入れる姿勢も大きな強みとしてあげられます。
若い女性が「流行のメイクをすぐ試したい」と思ったときに、キャンメイクはその第一候補になるようなブランドです。
1-3. ターゲット層
キャンメイクのメインターゲットは10代〜20代前半の女性。
中高生の「はじめてのコスメ」として選ばれることが多く、大学生や社会人にも根強い人気があります。
SNSで話題になることも多く、Z世代を中心とした「トレンド消費」層を強く意識したブランド戦略を展開しています。
YouTubeやTikTokなどでのインフルエンサー施策にも積極的で、パッケージや色名の“可愛さ”も重視されている印象です。
1-4. 商品の特徴
キャンメイクは、見た目のかわいさと発色の良さ、使いやすさが特徴。
プチプラでありながら品質も高く、コスメ好きからも評価されています。
代表的な人気商品は以下の通りです。
| 商品名 | 特徴 |
|---|---|
| クリームチーク | 内側からにじむような血色感。キャンメイクの定番ロングセラー。 |
| クリーミータッチライナー | 極細芯で描きやすいアイライナー。 |
| マシュマロフィニッシュパウダー | ふわっとしたセミマット肌に。 |
| パーフェクトマルチアイズ | 捨て色なしのブラウン系パレット。アイブロウにも使える万能設計。 |
| プランプリップケアスクラブ | ケアとツヤ感を両立。美容液感覚のリップケアアイテム。 |
1-5. ブランドの魅力
キャンメイクの魅力は、なんといっても「かわいい」と「試しやすい」の両立。
1アイテムが500円〜1000円台と手に取りやすく、季節ごとに登場する限定色や新作もつい集めたくなるデザインです。
かわいいものに敏感な方にとって、キャンメイクは「日常にトキメキをくれるコスメブランド」といえるでしょう。
2. セザンヌ(CEZANNE)とはどんなブランド?
2-1. ブランド概要
セザンヌもキャンメイクと同じ井田グループのブランドです。
1964年に誕生し、キャンメイクよりも約20年早くスタートした日本の老舗プチプラコスメブランドです。
「ずっと安心、ずっとキレイ」をテーマに、肌へのやさしさと使い心地を重視した商品開発を続けています。
2-2. ブランドコンセプト
セザンヌのコンセプトは「ずっと安心、ずっとキレイ」。
華やかさよりも機能性・実用性・品質を重視しており、「派手ではないけれど毎日安心して使えるコスメ」として信頼を集めています。
“日本人の肌に合うベーシックカラー”や“崩れにくいベースメイク”など、日常の中での使いやすさを意識した設計が特徴です。
2-3. ターゲット層
セザンヌのターゲットは20代後半〜40代の女性。
肌トラブルや崩れにくさ、コスパの良さを重視する「実用派」や「ナチュラル派」の層に支持されています。
一方で、最近はYouTubeやSNSでの再注目も進み、10代・20代にもファンが拡大しています。
特に皮脂崩れ防止下地やフェイスパウダーは、メイク初心者から上級者まで幅広く愛用されています。
2-4. 商品の特徴
セザンヌは、肌へのやさしさ・機能性・コスパを追求した商品が多いです。
無香料・紫外線吸収剤不使用など、低刺激設計を徹底しており、敏感肌の人でも使いやすいのがポイントです。
代表的な人気商品は以下の通りです。
| 商品名 | 特徴 |
|---|---|
| 皮脂テカリ防止下地 | 長時間サラサラをキープ。皮脂崩れ防止効果が高く大人気。 |
| パールグロウハイライト | 高輝度パールで発光ツヤ肌へ。 |
| ナチュラルチークN | 自然な血色感を演出。肌なじみがよく失敗しにくい。 |
| UVシルクカバーパウダー | 肌に軽いのにカバー力あり。紫外線対策も◎。 |
| ラスティンググロスリップ | 保湿力が高くツヤのある仕上がり。 |
2-5. ブランドの魅力
セザンヌの魅力は、「信頼性」と「肌への優しさ」。
価格はキャンメイクと同程度ながら、より“実用派”に寄った品質設計が特徴です。
トレンドよりも毎日使い続けられる安定感を重視しているため、学生時代から社会人になっても使い続けるファンが多いのも納得です。
3. キャンメイクとセザンヌの違いを比較!
同じIDAグループの姉妹ブランドでありながら、キャンメイクとセザンヌには次のような違いがあります。以下の表にそれぞれの特徴をまとめました。
| 比較項目 | キャンメイク | セザンヌ |
|---|---|---|
| 会社(同グループ) | 株式会社井田ラボラトリーズ | 株式会社 セザンヌ化粧品 |
| ブランド設立 | 1985年 | 1964年 |
| ブランドコンセプト | かわいい・トレンド・楽しい | ナチュラル・安心・長く使える |
| ターゲット層 | 若年層を主として全世代 | 幅広い世代に |
| デザイン | ガーリーでポップ | シンプルで清潔感あり |
| カラーバリエーション | トレンド重視・華やか | 肌なじみ重視・自然な発色 |
| 商品傾向 | チーク・リップ・アイメイク | ベースメイク・下地・パウダー |
| イメージ | 可愛い・トレンドに敏感 | 信頼・安心感・コスパ |
| 価格帯の目安 | ¥500〜¥1,100 | ¥450〜¥900 |
簡単にいえば、
- キャンメイク=「かわいさ・トレンド感重視」
- セザンヌ=「品質・実用性重視」
という位置づけになります。
4. 共通点とシナジー:姉妹ブランドとしての戦略
IDAグループは、キャンメイクとセザンヌを差別化しつつ、共存させる戦略をとっています。
キャンメイクが若年層に“トレンドの入り口”を提供し、セザンヌがその後の“長期愛用層”を引き受けるという構図。
このように、ユーザーが**「年齢とともにブランドを移行していく」**流れを作ることで、長く顧客を維持しています。
また、両ブランドとも共通して
- 国内生産へのこだわり
- 無香料・低刺激処方
- ドラッグストア・バラエティショップでの手に取りやすさ
といった“安心感のある品質”を重視している点も評価されています。

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